こんにちは、どんぐりです。
全日本女子バレーの荒木絵里香選手は
チーム最年長のベテラン選手であり、
子供もいるママさんバレーボーラー
として紹介されることが多いですよね。
最近では以前よりもプレーの
精度が上がって安定している
という印象があります。
この記事では荒木絵里香選手の
活躍で特に目立つサーブとブロック
に関して深堀りして紹介して
いこうと思います。
どうしてここまでサーブとブロックを
進化させることができたのか、
結婚して旦那さんや子供ができて、
自分の家族(家庭)ができたことは
何か影響があったのか、ママさんで
現役を続ける理由は何なのかという
ことに関してもまとめていきます。
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荒木絵里香選手のプロフィール
まずは、荒木絵里香選手の
プロフィールを簡単にまとめて
おきます。
出典:http://queenseis-tab.com/team/member/araki-erika/
名前 | 荒木絵里香(あらきえりか) |
---|---|
生年月日 | 1984年8月3日 |
年齢 | 35歳(2019年8月末時点) |
出身地 | 岡山県倉敷市 |
出身中学 | 市立倉敷北中学校 |
出身高校 | 成徳学園高等学校(現・下北沢成徳高等学校) |
身長 | 186cm |
血液型 | O型 |
ポジション | ミドルブロッカー |
コートネーム | エリカ |
所属 | トヨタ車体クインシーズ |
子供のころから水泳クラブや
陸上クラブに通い、運動は
得意だったそうです。
バレーを始めたのは小学校5年生の
ころで、その時すでに身長が
174㎝あったというので驚きです。
高校進学時には関東の強豪、
成徳学園高校に入り、
高校卒業後は東レ・アローズに
入団しました。
2009年から2013年4月までは
全日本のキャプテンをつとめた
経験もあります。
2013年には結婚し、出産を
控えているということもあり、
現役を引退するつもりだった
そうなのですが、当時、全日本の
真鍋監督から熱心に引き留められ、
2014年には復帰を果たしました。
35歳となった現在でも、全日本に
選ばれるほどのトップレベルの
バレーボール選手として活躍して
います。
そして、現役Vリーガー唯一の
ママさんでもあり、注目されて
います。
荒木絵里香選手のサーブとブロックの進化について
荒木選手を何年も見ている方は
わかると思うんですが、
最近の荒木選手は本当に成長したなー
と感じるプレーが多いです。
特に、サーブとブロック。
最初にも書いたんですが、
精度が上がって安定感がある
プレーなので、見ていても
安心感があります。
サーブでは狙うところを正確に
狙えていて崩すこともできて
いますし、ミスもほとんど
ありません。
ブロックではサイドブロッカーとの
間はほとんどありませんし、
しっかりと相手のスパイクの
コースを防ぐことができているので、
レシーブ率も高いそうです。
2016年の時点で、当時の全日本の
真鍋監督が以下のようにコメント
しています。
「荒木のブロックの横を抜くのは
難しい。実際、データ上でも荒木が
ブロックのときのディフェンスの
成功率が高い。目に見えない点数です」
ブロックも、シャットアウトだけを
狙うのではなく、コースをふさぐ、
ワンタッチをとるという次につながる
プレーの精度が良いんですね。
このような進化は何なのか、結論としては
日々、改善や修正を積み重ねた結果
なのではないかと思います。
荒木選手のサーブとブロックの進化は、
日々、改善や修正を積み重ねた結果
もしかしたら、何か特別な
練習をしてい可能性もありますが。(笑)
その可能性は低いと思います。
もちろんトップレベルの練習を
してはいると思いますが、
常に目的を意識した練習の仕方を
されているのではないかと思います。
例えば、個人的な意見ですが、
20代前半の頃の荒木選手は
正直に言うと、サーブミスが
多い印象がありました。
ですが、現在のサーブは相手を
崩していますし、ミスの確率は
とても低いです。
良いサーブを安定して打っている
ということですね。
印象ががらりと変わっています。
サーブの心構えに関しては、
荒木選手は以下のように
コメントしています。
「サーブは、ブロックと同じぐらい、
自分の大きな仕事の1つだと思って
ずっとやっています。
チームの中でも、サーブで
ブレイクにつなげることが
求められているのは感じるし、
私はミドルブロッカーで、
サーブのあとはベンチにさがって
何もできない時間帯になるから、
しっかり最後に何かいいプレーを
して下がろう、という気持ちは
常にあります」
こういった意識を常に持ちながら、
日々の練習をこなしていたんだと
思います。
目的を持って目の前の練習に集中し、
確実に技術を向上させてきたと
いうことですね。
しかも、とても前向きで謙虚な
姿勢でもあり、
「最初がヘタすぎた分、伸びしろが
いろんなところにたくさんまだ
残っている。まだまだ巧くなれる
部分はありますね」
というコメントもしているので、
まだまだこれからも進化していく
可能性を感じてしまいますねー。
何年もやっていれば、それは
うまくなるに決まっている
と思うかもしれませんが、
全日本に選ばれている選手で、
30代半ばの選手は他にいません。
しかも荒木選手は出産で一度
競技から離れていた時期もあった
ということを考えると、この進化は
本当にすごいと思います。
やはり、年齢を重ねるにつれて、
怪我や体力的な部分で、
パフォーマンスが落ちてしまう
選手が多いのですし、
もちろん荒木選手自身も
ジャンプ力や動きのキレなど、
体力的な衰えは感じている
ようですが、
技術を磨くことによってしっかり
カバーできているんです。
むしろ、その技術が日本チームに
必要とされているという感じですね。
全日本のチームとして、荒木選手の
サーブやブロックの技術が必要であり、
チームの精神的な支えにもなっている
というのは間違いないと思います。
さらに、
「若い頃より今の方が全然、バレーが楽しい」
と感じているそうで、そういった
「楽しむ」という部分でもチームの
雰囲気に良い影響を与えている
のではないでしょうか。
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荒木絵里香選手が結婚した旦那や子供は?
荒木選手は2013年に元ラグビー選手の
四宮洋平(しのみやようへい)さんと
結婚されていて、2014年1月には
長女を出産しています。
旦那さんの画像はこちら。
出典:https://blue-sharks.jp/members/staff/2019/05/10175/
イケメンですよねー。
旦那さんの四宮洋平さんは
2013年12月で現役を引退され、
現在は、清水建設のラグビーチーム、
ブルーシャークスの
チームディレクターを務めています。
知り合ったのは、たまたまだった
ようです。
イタリアでプレーしていた
ラグビー元日本代表の四宮洋平さんが、
同国遠征に赴いた全日本女子チームの
トレーナーを訪ねてきたのが2人の
始まりだった。
長女の名前は和香(わか)ちゃん。
2014年1月生まれなので、
2019年で5歳になっているはず
ですね。
荒木選手は長女の出産で、1年程度
バレーボールから離れた時期が
あったのですが、すぐに復帰
されています。
そこで、次は家族ができてから、
何か変化があったのかという
ことに関してまとめていきます。
荒木絵里香選手が現役を続ける理由とは?
結論から言うと、荒木選手が
現役を続ける理由は
「やりたいから」
という素直な気持ちと、
「バレーができるのは
当たり前じゃない」
というバレーができることへの
感謝の気持ちがあるからなんだと
思います。
日本の多くの女性アスリートにとって、
結婚や出産というのは現役引退の
タイミングにもなり得る大きな
出来事であり、ライフスタイルにも
影響することだと思います。
荒木選手の場合は、その変化を
バレーボールを続けることに対して、
プラスのエネルギーに変えている
ように見えますよね。
荒木選手は、今の生活を以下のように
語っています。
「長い間、バレーボール選手として
生きてきて、社会との接点がなかったんで、
娘の幼稚園に行って先生やママ友さんと
お話しするのはすごく新鮮な気持ちです。
友達と遊んでいる娘の姿を見ると、
心が穏やかになりますね。
戦う場所と安らぎの場所があってこそ、
人としてのバランスがとれる。
そのありがたさを今、しみじみと
噛みしめながら、競技を続けさせて
もらっています」
とても幸せ感が伝わって
きますよねー。
Vリーグの現役選手のなかでも、
唯一のママさんです。
この現状は、それだけ厳しい世界だと
いうことでもあるのだとは思います。
その中で、荒木選手が現役を続ける
きっかけとしては、以前、イタリアの
チームに期限付き移籍をしたときの
ことが大きく影響しているのかも
しれません。
イタリアのチームには
様々な人がいて、もっと自由に
楽しめば良いということを
感じたんじゃないかなと思います。
以下、荒木選手のコメントです。
「結婚・出産を経験した人、
大学に行きながらプレーする人、
モデルや仕事などバレーボール以外の
活動にも力を注ぐ人と、向こうには
いろんな選手がいました。
オンとオフをキッチリと切り替えて、
充実した生活を送る姿を見て、
自分にももっと違った何かがあって
いいと思ったのは確かですね」
そして、旦那さんも海外生活が
長いので、考え方が柔軟で
出産後の現役復帰を後押し
してくれたそうなのです。
そういう旦那さんだったからこそ、
“結婚して子どもも産んで
バレーもやりたい”という
気持ちになれたんです
と、自分に素直になれたんですね。
そして、出産後に復帰となったときに、
病気が見つかったそうなのです。
所属チームが医療関係だった
ことも幸いし、大がかりな検査を
行った結果、心臓の不整脈が発覚。
手術を余儀なくされた。
ドクターに「もう競技はいいでしょう」
と言われるほどの選手生命の危機に
直面したのだ。大事には至らなかったが、
その病を経て
「コートに立つことは当たり前
じゃないんだ」と痛感。
バレーのできる1日1日を大切にしよう
と誓った。
ここまでの病気を克服して、
荒木選手は現在もコートに立って
プレーしているということを
知っていると、本当に強い人
だなぁと感じます。
プレーできることに様々な
感謝の気持ちが加わって
荒木選手のエネルギーに
なっているように思います。
そして、決断が必要な時には
荒木選手の本音をよく理解し、
必ず背中を押してくれる
旦那さんがいるというのも
素敵だなと思います。
まとめると、
荒木選手が現役を続けているのは、
- 「やりたいという素直な気持ち」
- 「プレーで切ることへの感謝の気持ち」
という理由からだと考えられます。
そして、現役を続けると決めた
荒木選手がそれを実行できているのは、
理解のある旦那さんがいて、
子育てを手伝ってくれるお母さんが
いるからでもあります。
その部分の感謝の気持ちも
荒木選手のバレーをやる
エネルギーとモチベーションに
なっているんだと思います。
荒木絵里香選手についてのまとめ
荒木絵里香選手について、ここまで
いろいろと紹介してきたので、
最後に要点をまとめておきます。
荒木絵里香選手のサーブとブロックの
大きな進化は
- 日々、改善や修正を練習で積み重ねた結果
によるもの。
荒木絵里香選手が現役を続けている理由は
以下の2つ。
- 「やりたいという素直な気持ち」
- 「プレーで切ることへの感謝の気持ち」
現役を続けることができているのは、
- 理解のある旦那さんがいる
- お母さんのサポートがある
といった周りのサポートも大きい。
以上、荒木絵里香選手に関してでした。
今後の活躍にも期待したいと思います!
最後まで読んで頂きまして
ありがとうございました。